大阪府高槻市の貸農園に、大学生が農小屋をつくるプロジェクトです。大工から道具の使い方や手順の指導を受けながら、基礎から上の木組みを行いました。それによって、建物の仕組みや、材料の重さや強さ、組み立てるときの工夫などを実感することができました。木材や大工道具に初めてふれる参加者も多く、最初は工事に時間がかかりましたが、慣れはじめると、見る々うちに仕上がりました。
この農小屋は、農園の利用者の休憩や作業場、そして水場として利用されます(約6u)。木組みは、10p角の杉材を井桁に組み、その間に厚み3pの杉板をはめ込んでいます。この簡単な工法によって、災害時などに解体し、別の場所で組み立てる建築ストックとして活用できるよう、これから研究を進める予定です。
この工事に参加したのは、和歌山大学と大阪人間科学大学の3年生と4年生で、延べ20人。建築費は180万円ぐらいです。建築ストックに共感していただき、自宅の庭や家庭菜園に、このような小屋を建ててみたいと思われる方は、ご連絡ください。
工事の手順は、 @土台組み立て A床板釘打ち B壁の木積み B野地板釘打ち C屋根への土入れと草植え D完成 @ → A → B → C → D → E
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